子どもたちの養生

寒い冬の冷えをとる小豆灸のすすめ

小豆を使った、暖かい温灸をご紹介します。

小豆は古来より「邪気を払う」と言われてきました。
お赤飯やおめでたい「はれ」のときにお膳にのぼります。

食養生としては、身体の中の「湿」を取ると言われています。
むくみ改善に使われます。

また美容にもよいと言われています。
食べれば、浮腫みをとって、食物繊維の補給にもなります。

そんな、ミラクル「あずき」を温灸に使ってみましょう。

市販の「あずきの力」をご存知の方も多いと思います。
すばらしい商品で、レンジで簡単に温灸が作れてしまいます。

が、今日は手作りをおすすめしたいと思います。

何故って?
簡単だからです。

ほぬほぬ鍼灸院 養生セラピールームには、いくつかご用意しております

必要な方は、お申し出くださいね。

来ていただければ、具体的な使い方もお見せできますよ

もくじ

用意するものと使用方法

・小豆(400~500g)
・手ぬぐいや、バンダナなど綿素材のもの(化繊は熱に弱いことがあります)
・お鍋(ゆきひら鍋や深めのフライパンでも大丈夫です)

1.お鍋に小豆を入れます。
2.鍋を中火にかけます。こげないように全体をかきまぜながら、くるくる回します。
3.小豆のいい香りがしてきたら、火を止めます(約3分)
4.綿の布の上に小豆をあけます
5.こぼれないように、ふんわりくるんでできあがり
6.温度は、布の厚さで調節してください。

お好みで玄米を加えることもあります。

温める場所ココ!

おへそ
下腹部(妊娠中の方は、さけてください)
仙骨部(妊娠中の方は、ぬるめの温度にしてください)
その他、あなたの「心地よい」場所をさがしてみてください
首かもしれない
肩かもしれない
腰かもしれない
足かもしれない
(炎症を起こして、熱を持っているようなところはさけてください)

安全に小豆灸をお楽しみいただくために

お年寄りは、温度の管理が難しいことがあります。
子どもたちは、熱さに敏感なことがあります。
どちらの場合も、そばにいる方が様子をしっかり観察してください。
心地よさそうにしていたら、大丈夫
不快な様子が見られたら、中止してください。

心配な場合は、お医者様に相談してから行ってください。

火傷には、十分ご注意ください。

小豆は、虫がつきやすいものです。
使用後は、保存袋に入れて冷蔵庫で管理してください。
何度か使用したら、新しいものと取り換えてください。

小豆灸をご紹介しました。
いかがでしたか?
あずきを手に入れれば、後はお家にあるもので手軽に行えます。
日々の養生は、手軽でなければ続きません
気が向いたときに、ちょこちょこやってみてくださいね