長引くコロナ禍で予防対策に疲れていませんか?
こんな時だからこそ、自分の免疫力を上げていきたいですね
この記事は決して、自分の免疫力を過大評価し
「ワクチン接種をしなくてもいい」とか
「免疫力さえあればマスクなんていらない」といった
極端なことは推奨していません
それぞれができる範囲で最大限の対策をした後
最後の砦として「自らの免疫」をとらえていただければと思います。
さて、本題に入りましょう。
コロナ以前から
病気もなく、元気いっぱいの方が突然…
ということ、ありませんか?
出だしから怖いお話で申し訳ありません
「実は、ずっと無理されていたそうですよ」と
あとから伺うこともあります。
無理なさって、限界がきてしまったのですね
もくじ
病気ばっかりしているのに、しぶとい人
逆に、なんだかいつも
「あっちが痛い…」「こっちが痛い…」
と言っている人
病院はもちろん、整体や鍼灸、サプリメント、瞑想、ヨガ…
ひ弱で、病気がちのイメージなのに
健康のために使うパワーはどこからくるのか???
という人はイメージできますか?
梅干しがいいとか、甘酒がいいとか…
いろいろ試してしまう人です
こういう人って、間違った情報にも振り回されがちですが
毎日毎日、ちょこちょこケアを実践されています
飽きたら、次!
また飽きたら、次!
素晴らしいチャレンジ精神をお持ちです
(ひやひやすることもありますが…)
病弱でケアばかりしているけど、実はなかなかにしぶとい
というのが、特徴です
その違いはなんだろう???
2つの極端なイメージの人を思い描いていただきました
①元気そうに見える、いつも大きな声と笑顔
ギリギリまで体調不良を耐え抜いてしまう
フラフラになってから体調不良を
なんとかしようとする、頑張り(すぎ)屋さん
②いつも不調で、あちこちのケアに通っている
すぐに休憩し、セルフケアに時間と労力をかける
体調不良を言う割には、なかなかへばらない
この両者の違いは、『ちょこちょこセルフケア』を
しているか、していないかの違いではないでしょうか?
この中間くらい
③頑張っているけど、体調不良を感じたらすぐ休む
『ちょこちょこセルフケア』に余念がない
普段は、そんなに頑張り屋さんでもないが
いざとなったら、しっかり動ける
このあたりを目指したいものです
『ちょこちょこセルフケア』をやってみましょう
どんなセルフケアにも向き不向きがあります
いろいろやってみて、合うものを続けてみましょう
『ちょこちょこセルフケア』といっても難しいものではありません
ちょっとした違和感を「不調」にまで育てない
早い段階で不調の芽をつんでいくことが
『ちょこちょこセルフケア』の極意です(笑)
暑い日に頑張りすぎたな〜と感じたら
水分を多めに取る
身体を冷やしていく
涼しいところで休憩
早めに寝る
これだけで立派な『ちょこちょこセルフケア』です
寒い日に少し冷えたな〜と感じたら
暖かいところに移動する
身体を温めたり、厚着したりする
温かい食べ物や飲み物で身体を内側から温める
素晴らしい『ちょこちょこセルフケア』です
頑張りすぎた日には、早めに帰宅し
食べ物は軽く済ませて
軽くストレッチして
早く寝る
これでいいんです
頑張ったご褒美にお酒を飲んだり
たくさんの肉を食べたり
夜ふかししてしまうと…逆効果になります
ほんの些細なことでいいんです
冷えたら温める
熱くなったら涼しくする
肩が凝ったから、暖かくしてストレッチする
重いものを持つ時、身体の使い方を意識する
ストレスを感じたから深呼吸をする
スマホを見すぎたから、今日は見ないようにする
とかとか…ですね
その一部に鍼灸も取り入れやすいかと思います
鍼灸院に通うのがハードルが高ければ
ご自分でやってみるのもいいですよ
鍼灸師がお家でのセルフケアをお手伝いするために
お灸をする場所に点をつけることもあります。
鍼灸師がおすすめする『ちょこちょこセルフケア』
まずは、呼吸が深くできているか観察してみましょう
普通に呼吸してみたり、深呼吸してみたりして、
ゆったりと呼吸の様子を観察してみます
胸や背中、脇などがのびのび動いていれば
しっかり呼吸できている証拠です
どこかに違和感や硬さがあるようなら、
その場所をやさしくさすりながら
深呼吸してみましょう
すっと楽になるのがわかると思います
次は、身体のいろんな場所を手のひらで
そっと触れてみましょう
お顔や首、肩、腕、胸、お腹、おしり、あし…
少しずつ手の場所を変えていくと、
冷たいところ、乾燥したところ、嫌な感じがするところ
など、自分の身体でも少しずつ感じ方が違うことがわかります
冷たいところは温めてみる
乾燥したところは、手でおおってみる
など、大切に「お手当て」してみてください
ゆったりとケアしていると眠たくなることがあります
身体の声によりそって、寝てしまってもいいです
喉が乾いたなら、水を飲む
空を見上げたくなったら空を見上げる
包まれる安心感がほしければ、毛布を被ってみる
身体に問い合わせをしてみること
身体からの声に寄り添ってみること
これが、鍼灸師の私からおすすめする『ちょこちょこセルフケア』です
すぐに手応えがある場合もあれば
なんだかよくわからないこともあるでしょう
でも、大切なのは
かけがえのないあなた自身の心と身体に
「調子はどう?」と聞いてみることです
答えがかえってくれば寄り添うし
かえってこなければ、また明日聞いてみる
こうして、のんびりケアしていくと
大きく体調を崩すことが減っていくと思います
『ちょこちょこセルフケア」のポイント
気合を入れて頑張りすぎると、本末転倒です
『ちょこちょこセルフケア』は、ゆるゆるするものですから
ストイックに行うのは、ちょっと違います
いつも真面目に魂込めて日々を過ごされている人は
ついつい全力投球したくなると思いますが
ここらで一つ、気合を抜いて
ちょこちょこ
ゆるゆる
気も手も抜きながら
2,3日に一度くらい思い出したときに
生活の一部に取り入れてみてください
大切なのは
小さな違和感を「不調」にまで育てない
「不調」の芽を早くつむ
ということです
東洋医学の得意分野
「未病治」です
平たく言えば
病気になる、だいぶ手前で回避しようね
ということです
食事や暮らしの中にある『ちょこちょこセルフケア」のヒントを
探して取り入れてみてはいかがでしょうか