前回は、「不安」「恐れ」について書きました
ちょっと違うな…と感じられる方は
「思い悩む」のほうかもしれませんね
出口も答えもわからない迷路の中で
それでも、毎日生きていかなくちゃ行けなくて…
どうしたら、安全に過ごすことができるのか?
どうしたら家族を守ることができるのか?
学校は?保育所は?仕事は?勉強は?
いつもいつも考え続けていると
疲れ果ててしまいます
ここでは、
・自分の感情に気づき、俯瞰してみる
・感情が身体にあたえる影響を知る
・対処法を知っておく
心と身体を大切にしながら
コロナ禍を乗り越えていきましょう
もくじ
東洋医学からみる「思い悩む」
「思い悩む」にもいろんなものがあります
「恋わずらい」なんかもその一つです
考えても考えても答えが出ない
だからといって、そのことを考えずにはいられない
気がつけばため息ばかりついている
胸が一杯で食欲がなくて…
イメージしやすいかと思って例えてみました
考えてみるだけで、胸が苦しいですね
いろんな「思い悩む」で同じことが起きています
胸がいっぱい、胸が苦しい
息がちゃんと吸えない、ため息ばかり
食欲がなくなる、胃が痛い
心と身体への影響
思い悩んだり、心配事を抱えることは
「脾」や「胃」と深く関わっています
食欲がなくなったり、胃が痛くなることからも
おわかりいただけると思います
私達はご飯を食べることで
栄養を身体に取り込んでいます
食べ物から得られる「生きるチカラ」を
東洋医学では『後天の精』とよんで
生まれ持った「生きるチカラ」である
『先天の精』とともに、とても大切にしています
ご飯を美味しくいただけるかどうかは
健康のバロメーターでもありますね
「脾」は、統血をつかさどる
とも言われています
打った覚えがないのに青あざができている
歯磨きのときに、いつもは無い出血がある
なども「脾」が弱っているためにでる症状だと
考えられています
日常の中でできる対処法
お腹の調子が良くないとき
ご飯を美味しくいただけないときには
「思い悩み」すぎかな〜と立ちどまって
自分をケアしてあげてくださいね
大変な毎日を過ごしながらも
しぶとく、したたかに
美味しいご飯をいただけるといいですね
ツボ
「胃経」も「脾経」も足に大切なツボがあります
毎回お伝えしていますが
ピンポイントでツボを押すことよりも
心地よさや、ほっこりできることを優先してください
足湯をしたり、入浴時に
冷えに気をつけながら行います
丁寧に優しく足を押したり、トントンしたりしてみてください
「おへそ」のまわりや、胃の付近にも
大切なツボがありますので
手で触ってみて、冷たくないかな?固くないかな?
確かめてみてください
理想は、赤ちゃんのほこほこしたお腹です
冷えていたら、腹巻きをしてみたり
小豆灸をしてみてくださいね
全身がポカポカ温まりますよ
ゆる食養生
いつも「ゆる食養生」をオススメしています
胃の調子が悪いときには
濃い味のもの、繊維質のもの、脂っこいものは
できる限り避けたほうがいいです
一日一回とか週一回とか決めて
「おじや」を食べることをオススメします
あっさり味の、温かいお食事ならなんでもOKです
食べすぎているな〜と感じている方は
一食抜いてみるのもいいかもしれません
基準は、「身体がよろこぶ」ものをとってください
私がひそかにおすすめするのは
炭酸飲料を飲んで、ゲップをだす
です😅
ちょっと恥ずかしいので、お一人のときがいいですね
気が滞っているなら、動かしてしまおうという作戦です
(炭酸が苦手な人にはオススメしません)
ゲップしたり、あくびしたり、深呼吸したり
どの方法でも「気」が動いて
スッキリしますよ
体操・運動
思い悩んでいる人は
疲れやすくなっていることがあります
どんなときにもそうですが
疲れているときには休みます
休んで、元気になったらあるき出します
しっかりと休息を取って
身体が喜ぶお食事をとってください
激しい運動を避けて、ゆったりと過ごします
お風呂には浸かって温まることもオススメです
軽い散歩は、固まった気を動かすのには
とても良いですね
寒い季節ですので、暖かくしておでかけください
花粉症の人は、ますます息が苦しくなる季節ですね
ゆっくり呼吸してみてください
お家のなかでも大丈夫です
空気清浄機つけて花粉を吸わないように
ゆっくりと深い呼吸は、自律神経を整え
全身の調子を整えてくれます
まとめ
「思い悩む」ことは、これからも続きそうですが
優しい食事でお腹を整え
ゆっくりとした呼吸で全身を整えて
悩みながら、立ち止まりながら
なんとかかんとか、乗り越えていきましょう
長い間の緊張状態で心と身体は疲れています
癒やしながら、休みながら
ゆっくり進んでいきましょうね