季節の暮らし方

ゆる食養生のすすめ

もくじ

食養生で大切なこと

食養生というと、どんなことを思い浮かべますか?

中国や韓国から伝わった医食同源の食事療法…

なんだか難しそう…

高級食材を使うから無理…

とかとか

実は、そんなこともなくて、

日常にある食材で何を選んで食べるか

その食べ物は身体にどんなふうに作用するのか

を知って「実践する」ことが大切です

素晴らしい栄養学の大学を出ても

薬膳を知り尽くしていても

台所に立たず、いい加減な食事をしていては

意味がありません

逆に、難しく考えず、日々の暮らしの中で

食材を選び、調理し、食す

これにまさるものはありません

昔の人は偉かった

ビタミンや食物繊維、炭水化物、アミノ酸…

栄養については最近わかってきたことがたくさんあります

そして、まだ解っていないこともたくさんあります

昔の人は、どんなことに気をつけて

食養生や健康に気をつけていたのでしょう?

一つは、『旬』です

旬のものには、栄養がたくさん含まれています

今は、人工的に栽培する技術が進んで

一年中、きゅうりやほうれん草を買うことができます

しかし、そこに含まれる栄養は、旬のものにはかないません

どんなに環境を整えても、自然にはかなわないのです

夏には、きゅうりを食べ

冬には、ほうれん草を食べるのが

体に最も良いのです

野菜だけでなく、肉や魚も同じです

養殖や肥育技術が進んでも

旬の天然ものにはかなわないのですね

彩(いろど)りを整える

昔の人は、色んな食材から

いろんな栄養をとることを知っていたのでしょうか

人工的に色をつける技術はありませんから

自然の食材の色を取り入れていました

主食の白

緑の葉物野菜

オレンジや赤、黄色い野菜

黒いごまや豆などの食材…

今では、含まれる栄養が違うことが解っていますが

昔はわからなかったはず

それでも、人々は「彩りを整える」ことで

偏りのない食事を心がけていたのですね

今できる食養生とは…?

昔よりもはるかに栄養についての情報が増えました

しかし、情報が増え、選択肢が増えたのに、

逆に迷いが増えたようにも思います

さあ、どうしましょう…

まず、簡単にできることは、

「少食」です

簡単に食べ物にアクセスできるので、

本来必要な量よりも食べすぎてはいないでしょうか?

一日のうち、一週間のうち、

何回「お腹いっぱい!」と思いましたか?

毎食「お腹いっぱい」と思っている人は、

食べ過ぎかもしれませんね

少しずつ減らしてみることも「食養生」と言えます

あと一口を迷ったら、やめておく

それだけでも、随分違います

彩りよく、旬のものを

調理の前に、何色があって、何色がないか

少し考えてみましょう

足りない色をたし、多すぎる色は引く

これは、外食のときにも使えそうです

今から注文しようとしているのは、何色の料理でしょう?

メニューや写真をみて、整えてみましょう

コンビニやスーパーで買い物するときにも

おにぎりだけ、ラーメンだけ、サラダだけ

少し彩りを加えてみてください

可能であれば、旬のもの

地元でとれたてのものを選ぶと

食べ物の持つ栄養をたくさんとることができます

まとめ

ストイックになりすぎず、

身の回りからできる「食養生」を目指してください

彩りよく

旬のものを

食べすぎないように

いかがでしたか?

やんごとなき雅な方々が食す宮廷料理ではなく

私の身近にある食材を美味しく楽しく頂いて

元気な心と身体をつくりましょうね

さあ!今日のご飯は何にしましょうか!?

冬の寒い夜は

いろんな野菜やお肉をいれて、お鍋

具だくさんすぎる豚汁もいいですね

楽しく、美味しく😋